闇金が狙う人にはある特徴があります。
このページでは、闇金のターゲットになりやすい人の特徴を大きく3つ挙げていきます。
ご自身に当てはまる状況が無いかを確認してみてください。
多重債務者
急増する多重債務者の現状
闇金のターゲットのひとつに多重債務者、自己破産者、中小零細企業が挙げられます。
日弁連が行ったアンケート「ヤミ金融110番」の集計結果によると、闇金利用者の3/4は多重債務で返済が困難になっている人で、残り1/4は自己破産者だったようです。
また、闇金がどのようにして多重債務者や自己破産者を把握しているかというと、いわゆる「名簿屋」を通じて情報を不正入手しているようです。2003年にとある名簿屋が出資法違反容疑で逮捕されましたが、この名簿屋は約300万人の多重債務者情報を持っていました。
名簿屋の情報源はサラ金社員やその元社員です。サラ金の利用者数は2022年に約1000万人に上っており、この内約1割から2割が多重債務者と見られています。
このほか名簿屋の情報源として、その他個人信用情報機関から漏れているという事も考えられます。
借金を借金で返済する自転車操業の悪循環
多くの多重債務者はすでに自分の収入だけでは返済ができなくなっています。
仮にAというサラ金・闇金から借金をして返済が滞った場合、厳しい取り立てを受けることになり、職場や家庭へ取り立ての電話がひっきりなしに掛かってくるので、それを防ごうと別のBというサラ金・闇金から借金をして返済します。
それはただ単にお金を右から左へ移動する自転車操業でしかありません。さらに言えば、Aの業者に全額返済できることは無いため、借金が増えていく悪循環に陥っています。
とある高校教師の方の話ですが、ふとしたことでサラ金に30万円借りたのをきっかけに、気が付けば借金に借金を重ね、ついには1370万円まで膨れてしまったという話があります。
こうなると手取り月収30万程度のこの方では当然払っていける訳もなく、結局借金返済のために新たに借金をするという自転車操業を繰り返してしまうのです。
幸いこの方は闇金に手を出す直前だった為、この程度で済んだようです。
借金による夜逃げ・ホームレス化
夜逃げ屋本舗というテレビドラマが昔ありましたが、この中で主人公の夜逃げ屋は悪質な金融からの取り立てに困っている人を逃がしてあげるという内容でした。
しかし現実はこんなに甘くありません。実際は新天地に住民票を移した途端に察知されて、また業者の取り立てが始まります。
以前、武富士の社員が言っていたそうですが、債務者が夜逃げして行方をくらました場合、最低月1回は住民票の移動をチェックするとのです。
つまりいくら年数を置いたとしても、住民票の移動と同時に業者の取り立てがまた始まるのです。
住民票を移動できないという事で仕事が不安定になり、さらに健康保険にも入れないことから医療費が全額負担になります。
このようにして精神的にも肉体的にもボロボロになった末、ホームレスへの一途を辿るのです。
自己破産者
増加する自己破産者
2021年での自己破産者の件数は、約68000件となっています。
2003年をピークに減少してはいるものの、件数としては多いです。
このような自己破産者、特に個人の自己破産者の内訳としては、サラ金・闇金からの多重債務者、商工ローンを利用したが立ちいかなくなった中小零細企業である。
不況や生活苦による自己破産の増加
最近では、コロナ禍で事業が立ちいかなくなったり、企業からのリストラ・給料カット、倒産による失業など様々な理由から収入が減り、生活が苦しくなった果てに自己破産するというケースが増加しています。
一部のマスコミからは、破産理由をギャンブルや娯楽によるものとして報道することもありますが、それはごく一部で、大半の破産理由は「生活苦・低所得」「債務保証」「事業資金の枯渇」「病気」「失業・給与減少」です。
また、日弁連の調査によると破産者の職業としては無職とパートアルバイトの比率が4割以上あり、この事からも低所得者層が自己破産に陥るケースが多いことが分かります。
なぜ自己破産者が闇金のターゲットになるのか
理由は単純で、自己破産すると銀行系・クレジット系などからはお金を借りれなくなるからです。
また、破産したことによりその情報が信用情報機関に登録され全て共有されます。
自己破産をすれば多重債務からは解放されるかもしれませんが、生活苦は改善されるわけではないので、闇金はそういう人を獲物にします。
生活保護制度がもう少しでも充実すれば、闇金が身近な存在にならなくて済むのかもしれません。
商工ローンを利用している零細企業
経済不況が続く中で、事業が立ちいかなくなり銀行にすがろうにも貸し渋りを受け、仕方なく商工ローンを利用してしまう中小零細企業は山のようにあります。
その多くは返済繰りを改善することは難しため、そこに付け入るように闇金が追い打ちをかけるように勧誘を行うのです。
闇金を利用してはいけない理由
闇金業者は、TwitterやinstagramなどのSNSを中心に融資の勧誘を行っています。
個人間での融資における金利の上限は年109.5%と定められていますが、闇金業者の多くは年10000%を超えることも珍しくありません。
このような闇金業者に手を出してしまう方が、上記のような暴利を払えるわけがありません。
闇金業者は、債務者が支払えなくなると勤務先の会社や緊急連絡先に容赦なく嫌がらせを行い、最終的に地獄を見ることになってしまいます。
どんなに金銭状況が苦しくても、闇金業者を利用するのは絶対にやめましょう。
もし闇金業者を利用してしまい困っているようであれば、いち早く司法書士に介入してもらい、和解交渉をしてもらうことをおすすめします。
お金を借りる前に自力で試したい金策方法
闇金の利用を考える前に、まずは正規の消費者金融に申し込みをしてみましょう。
大手消費者金融の審査に落ちてしまったり、過去に債務整理をしていて申し込みブラックという方も多いと思いますが、中小では事故経験のある方でも審査の通りやすい正規の消費者金融がたくさんあります。
また、スマホで簡単にできる金策もたくさんあるので、まずは試してみることをお勧めします。
闇金や多重債務の対応におすすめの司法書士
闇金業者は非常に悪質な取り立てが有名ですが、逮捕されるリスクもあるため司法書士や弁護士が介入するとスムーズに解決することが多いです。
もしあなたが闇金問題でお悩みであれば、いち早く司法書士に相談するの最適です。
以下に評判の良い司法書士事務所をまとめているので、一度無料相談してみるのがおすすめです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?もしチェックリストに当てはまる数が多かった場合は、今すぐに行動しましょう!
違法金利な闇金業者は一度足を踏み入れたあなたから最後の最後までお金を搾り取ってきます。絶対に利用しないようにしてください。
当サイトでは、この闇金業者に関する情報を募集しています。
過去に使用した経験や被害を受けたことのある方は、ぜひ下記フォームよりご意見をお寄せください。
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